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2008.03.18 (Tue)

水泳のがっこう

 

高校を出て僕は水泳の学校に通っていた。
水泳教室ではない。水泳専門の学校だ。



【More・・・】

 

そこには高校からの馴染みの顔もいて毎日が楽しかった。
そりゃ少しはイジられる事もあったけど(僕は昔から今までずっとイジられキャラなのだったトホホ)。

授業の前に水着を隠された。仕方なく僕は学校の購買へ走る。
そこはまるでOIOIか109の様に水着の店が並ぶ。とても綺麗なお姉さんに声をかけられ僕はその店へ入った。

女性用の水着を薦められた。でもそのお姉さんの笑顔と僕も心の中で「別にいんじゃね?」とか思い購入。千円だった。安いなぁと心から思った。


授業が始まる。
僕は少し恥ずかしかったがその水着を着て参加した。スクール水着にフリフリをつけたような少し可愛い水着。


またバカにされるかなぁ?と思いながらも特大にデカイプールへ向かう。
途中女の子二人とすれ違った。その中に僕が好きな女の子がいた。
声をかけてくる。そのこと自体に僕は驚き、赤面した。

「似合ってるじゃん!」

「じゃあまた」と遠くなっていく声。
てっきりバカにされるものとばかり思っていたが、飛んできたのは屈託の無い笑顔と一瞬の褒め言葉だった。
僕は飛び上がりたくなるほど嬉しかった。


プールへと着くと授業がもう始まっていた。
友人達やさっき水着を隠したはずのクラスメイトまで普通に話しかけてくる。

「遅いぞ」
「ちゃんと準備運動してからプール入れよ〜」


あまりもの想像と反する反応に僕はおもわず泣きそうになる。でも涙が流れ落ちる前にクラスメイトに背を向け、軽く準備運動をして大きなプールへ飛び込んだ。


この学校は水泳を専門に教える学校だ。その他に教えてくれることなどちょっとしかない。


英語の先生。黒人のボンバーな髪をした元気な先生だ。
この先生は変な授業をするので有名である。紙飛行機授業とでもいえばいいのか。

「さぁこの問題をコバヤシ君!コッタエナサァアアアアイッ!」と大きな声を発すると綺麗に折った特大の紙飛行機が光のごとくコバヤシ君の額めがけて放った。
コバヤシ君の額へ突き刺さる紙飛行機。クラス中爆笑の嵐。
この先生はこの授業の仕方が有名で人気でもある。ちなみにコバヤシ君はクラス一のイケメンだ。

隣の席の子が笑っている。そう水泳の授業のときすれ違ったあの子。ありえないはずの女性水着を着た僕を褒めてくれたあの子。僕が好きなあの子。
遠く後ろの席のコバヤシ君を振り向いてキレイな笑顔で笑っている。でもその笑顔の中にどこか僕に向けられた笑顔とは違うなにかがあることを僕は知っている。

そう彼女はコバヤシ君の事が好きだったのだ。

少しだけ頬を赤らめて笑う彼女。でもそれでいい。彼女が笑ってさえいてくれれば僕は幸せだった。

 

ある日コバヤシ君が死んだ。

僕の目の前で階段から転げ落ちてくるコバヤシ君。それはとてもスローモーションで僕の脳裏に焼き付いた。


葬式が行われる。僕は涙が止まらなかった。僕の好きなあの子も泣いていた。それを見た僕はさらに泣いた。
幸せだった生活が一瞬で崩れてしまったのだった。涙が止まらない。

 

 

そのシーンで目が覚めた。起きたとき何故か泣いていた。
携帯の時計を見るとまだ昼だ。悪夢なのか良い夢なのかわからない夢を見る日が続いている。

テーマ : ジャンル : 心と身体

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*Comment

寝ても覚めてもあんま変わらんな・・・
上原監督 |  2008.03.18(火) 23:56 |  URL |  【コメント編集】

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